アカデミー賞(R)最多10ノミネート、全世界で大ヒットを記録した『女王陛下のお気に入り』のヨルゴス・ランティモス監督、エマ・ストーンが再集結して描く映画『哀れなるものたち』が、第81回ゴールデングローブ賞において、作品賞(ミュージカル・コメディ部門)、主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)エマ・ストーンの主要2部門を受賞した。
原作は、日本でも2008年に翻訳されたスコットランドの作家アラスター・グレイ著の傑作ゴシック小説「哀れなるものたち」(早川書房刊)。その類稀な世界が映画界随一の天才監督ヨルゴス・ランティモスの手によって映像化された本作。映画史上最も大胆で、空前絶後の感動に満ちた待望の最新作として、第80回ヴェネチア国際映画祭では《金獅子賞》を受賞。早くもアカデミー賞(R)最有力候補作品としても期待の高まりを受け、1月19日(金)に一部劇場にて先行上映が決定した。12月8日から世界に先駆け、アメリカNY/LAの8劇場で公開され、同規模公開だった昨年のオスカー受賞作『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』を上回る館アベレージを挙げ、翌2週目では82スクリーンながら早くもTop10入りする大ヒットとなっている。
スピーチでエマは受賞の喜びを溢れさせながら、「撮影中毎日喜びに満たしてくれた共演者のウィレム、マーク、ラミーに感謝いたします。そして、そのほかの素晴らしいキャストの皆様、スタッフの皆様、特に脚本のトニーとは3度目のお仕事になりますが、貴方の台詞を言うのが大好きですし、オーストラリア訛りで貴方を驚かせるのも大好きです。そして、ヨルゴス。まだ伝えていなかったかもしれませんが、あなたには永遠に感謝し続けることでしょう。ベラを演じることは信じられない体験でした。私はこの映画はロマンチック・コメディだと思っています。ですが、ベラは誰かと恋に落ちるのではなく、人生そのものに恋をするのです。彼女は善も悪も等しく受け入れます。そのことが私に人生についての違う見方、本当に大切なことは何なのかを教えてくれ、彼女は私の中に深くとどまってくれています。この体験は私にとって世界そのものでした。ありがとうございます。心から感謝します。」と語り、アカデミー賞®前の最重要ポイント、ゴールデングローブ賞にて作品賞を受賞した監督のヨルゴスも、「(配給、製作の)サーチライト・ピクチャーズ、エレメンタル・ピクチャーズ、この映画を共に作った全ての方々に感謝します。俳優たち、本当に素晴らしい俳優たち、ご存じのとおり、エマ・ストーン、彼女は最高です。ありがとうございました。」とキャストや配給・製作陣への感謝を表した。
1月19日(金)特別先行上映(一部劇場除く)
1月26日(金) より全国拡大ロードショー