「過去の過ちをどう償うべきか、ずっと考えてきました」作家志望の男・真北直史は、弟子入りしている作家・小宮久作から<小宮公也>を探すよう頼まれる。久作の言葉通り、出版社に勤める文芸編集者・谷口一真のもとを訪ねると、新人賞の一次選考に公也の名前が残っていることが発覚。公也が書いたのは『先生の遺言』という作品だった。死期が近づく久作の願いを叶えようと、直史は公也の行方を追う。そのころ、久作の妻・佳奈恵は、中学時代の教え子であり現在ホストとして働く間宮康作に<小宮公也>が借りていたアパート202号室を訪ねるようにと告げる。保証人である久作に家賃滞納の連絡がきたものの、何も心当たりがないのだと言うのだ。佳奈恵は、愛人の存在を疑っていた。
そんなある日、<小宮公也>を名乗る男が現れ、物語は大きく展開する。やがて、久作はそれまで誰にも明かさなかったある秘密を直史へ話す。それは、久作、真北健司、高田泉らが過ごした青春時代の話だった。果たして<小宮公也>の正体は誰なのか?
『先生の愛人の子』『先生とホスト探偵』『先生の遺言』の3パートで構成された長編映画。
■公式サイト
先生から
(C)エスエルエフ/パーフェクトワールド
2019年10月4日(金)公開