1票のラブレター

選挙の投票日、キシュ島に空からパラシュートで投票箱が降ってきた。小さなボートに乗ってやって来た選挙管理委員の若い女の子。今日一日この島の住民から票を集めて回る。彼女に一人の青年警備兵がついたが、彼は選挙管理委員が女であることにあからさまな不満を見せる。女の子はなかなか票を集められず色々な出来事に遭遇する。警備兵は、懸命に投票を働きかける女の子を見て、次第に優しい気持ちを抱き始める。 2001年のヴェネチア国際映画祭でババク・パヤミが銀獅子賞（監督賞）を獲得。