殺しが静かにやって来る

1898年ユタ州スノーヒル。リーダーのロコに率いられた賞金稼ぎの無法者集団がいた。彼らは賞金首はおろか無垢の人々をも平気で手にかけ、一顧だにしない冷酷さで人々から恐れられていた。ロコに無抵抗の夫を殺された未亡人ポーリーンはある男に復讐を依頼する。雪原の彼方から現れた“サイレンス”と呼ばれるその男は、賞金稼ぎのみをターゲットとし、彼が通り過ぎた後には必ず“死の沈黙”が訪れることからその名を付けられた凄腕の殺し屋だった。一方、スノーヒルの町はロコとその一団、そして彼らを利用して町を牛耳る悪徳判事ポリカットに支配されていた。ポーリーンの家に招き入れられたサイレンスはロコを挑発し決闘の機会を伺うが、狡猾なロコはなかなか挑発に応じない。そんな中、サイレンスの凄惨な過去が明らかになっていく。彼は幼い頃に無法者一味に両親を殺され、自らも声帯を切り裂かれ声を失っていた。そして彼をそんな目に会わせたのが他ならぬポリカットだったのだ!見事ポリカットを倒したサイレンスだったが、ロコの策略に嵌ってしまい…。

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