アンナ・カレーニナ

ペテルブルグの政界に重きさをなす高官カレーニンの妻アンナがウロンスキーを知ったのは兄のオブロンスキーが妻のドリーと不仲になって困っているという便りをもらい、モスクワを訪れた日のことである。モスクワ駅に出迎えた青年将校ウロンスキーは、アンナに深く魅せられてしまい、アンナもまた同じ思いだった。その時起きた鉄道事故にアンナは不吉なものを覚えるのだった。二人は、その後も会い、踊り、語りあい楽しい時が流れた。一方、ドリーの妹キティは近在の青年貴族レービンに求愛されていたが、彼女の心は社交界の寵児ウロンスキーに傾いていた。そんなドリーの心を見抜いたアンナは、ウロンスキーから離れ、ひとりモスクワをたっていった。

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